【巴賞】ジェミニ OP初勝利!木幡育「マイペースで行けると本当に粘り強い」

[ 2020年7月6日 05:30 ]

トーラスジェミニで巴賞を制しガッツポーズの木幡育也騎手
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 3歳上オープンの函館11R・巴賞は先手を奪った2番人気トーラスジェミニが鮮やかな逃げ切りで通算5勝目。通算18戦目でオープン初勝利を飾った。

 前走東京のG3エプソムCで3着に頑張った実力は「オープン特別」なら一枚上だった。土曜の福島から函館に駆けつけた木幡育がダッシュ良く先手を奪うと、逃げ脚は衰えない。最後は2着ミラアイトーンに1馬身半差の完勝劇。3場メイン全て逃げ切りVの“突破口”となった。

 引き揚げてきた木幡育は最終追いのパートナーを務めた山田とガッチリ握手。そして、笑みがこぼれた。「自分の競馬ができれば強いです。マイペースで行けると、本当に粘り強い」。前半5F61秒0の絶妙のスロー。ペース配分も完璧だった。鞍上は「状態も前走より全然良かった。馬体重(この日は増減なし)は変わりないですけど、身がしっかりしてきましたね」と成長を感じ取っている。2歳時には2000メートルの百日草特別でV実績。小桧山師は函館には不在で次走は未定だが、函館最終日を飾る函館記念(19日)に出ても通用しそうな今夏の勢いだ。本格化したトーラスジェミニから目が離せない。

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