【CBC賞】ラブ“完封”鮮やか逃げ切り!2年目・斎藤が初重賞制覇 同期一番乗り「この1勝は大きい」

[ 2020年7月6日 05:30 ]

<CBC賞>後続を完封し勝利するラブカンプーと重賞初制覇を決め馬上でガッツポーズの斎藤新騎手(撮影・亀井 直樹)
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 大波乱の主役はデビュー2年目の若武者だった。単勝93倍、13番人気の超伏兵ラブカンプーを駆った斎藤新が、まんまと逃げ切って重賞初制覇。いつもはクールな19歳だが、ゴール直後には思わず左手でガッツポーズ。歓喜の検量室前、森田師に「やったな!」と祝福されると、「こみ上げてくるものがあります」と満面の笑みを浮かべた。

 「重量も軽かったので、積極的な競馬をするつもりでした。ゲートを出た瞬間に“ハナに行ける”と思いましたし、引きつけるよりも後ろに脚を使わせて粘る形がいいなと。その通りのレースができました」

 抜群のスタートから、迷わずハナへ。前半3Fは33秒5だから決して遅くはなかったが、リズム良く運べた分、脚はたまっていた。4角で後続を引き離し、残り1Fでは4馬身のセーフティーリード。最軽量のハンデ51キロも味方に付けて、危なげなく押し切った。

 一昨年のスプリンターズS2着後、泥沼の15連敗。しかも、そのうち13戦が2桁着順だったラブカンプーと同じく、斎藤も苦しい季節を過ごしていた。5月30日の京都1Rを制してから、自身最長となる80連敗。6月は自身初の月間白星ゼロに終わっていたが、同期一番乗りでの重賞初制覇という最高の形で長いトンネルを脱出した。

 「皆さんから“焦るな”と言われましたが、同期が勝っていたので…。だからこそ、師匠の安田(隆行)先生からは“重賞を勝ったら目立つぞ”と言われていたんです。この1勝は大きいですし、リズムに乗るきっかけにしたいですね」

 2年目のジンクス克服に手応えを示した斎藤と、復活を遂げたラブカンプー。森田師は「次走はアイビスサマーダッシュ(26日、新潟)の予定だけど、もう菜七子に頼んでるんだよね」と苦笑い。コンビ継続は流動的だが、それぞれが暑い夏を大いに沸かせてくれるに違いない。 

 ◇斎藤 新(さいとう・あらた)2001年(平13)2月9日生まれ、茨城県出身の19歳。父は斎藤誠師。13年ジョッキーベイビーズで日本一。競馬学校卒業時には騎乗技術が最も優秀な生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞。安田隆厩舎から昨年3月にデビュー。1年目は中央と地方を合わせて44勝を挙げて、JRA賞の最多勝利新人騎手を受賞。JRA通算975戦62勝。1メートル64.6、47.2キロ。血液型O。

 ◆ラブカンプー 父ショウナンカンプ 母ラブハート(母の父マイネルラヴ)牝5歳 栗東・森田厩舎所属 馬主・増田陽一氏 生産者・北海道日高町の奥山博氏 戦績29戦3勝 総獲得賞金1億7712万4000円。

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