【ラジオNIKKEI賞】バビット 代打内田で3連勝!直前乗り替わり何の「どんどん加速」5馬身差

[ 2020年7月6日 05:30 ]

<ラジオNIKKEI賞>レースを制したバビット(左端)(撮影・郡司 修)
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 夏の福島開幕を告げる3歳G3「第69回ラジオNIKKEI賞」が5日、福島競馬場で行われ、8番人気バビットが圧巻の逃げ切りV。急きょ乗り替わりとなったベテランの内田博幸(49)が好騎乗で重賞初制覇に導いた。阪神でのサマースプリントシリーズ第2戦「第56回CBC賞」は13番人気ラブカンプーが逃げ切って3連単244万円超の大波乱を演出し、2年目の斎藤新(19)ともども重賞初勝利。函館11Rの巴賞を含め3場メインは全て逃げ切りだった。

 まさに圧逃劇。8番人気のバビットが5馬身差の逃げ切りだ。「こんないいパフォーマンスができるとは。能力は出せたのかな」。ド派手な勝ちっぷりとは裏腹に、手綱を取った内田は控えめに喜びを口にした。

 謙虚に話したのは、直前での乗り替わりだったから。騎乗予定だった2年目の団野が7Rで落馬負傷。急きょ手綱を託された。「代打を任されても、仕事を精いっぱいやるのが騎手。団野君は事故があって乗れなかった。良い競馬をして、バトンタッチしてあげたかった」。人情派のベテランは特別な思いで代打騎乗に臨んだ。

 最内枠から絶好のスタート。勢いのままに主導権を奪い、マイペースで逃げた。「いつも前に行っていてスタートが速かったので、下げる必要はないなと。4角では手応えがあって、どんどん加速してくれた」。直線へ入りじわじわ加速すると直後にいたライバルたちをみるみる突き放し2着パンサラッサに5馬身差でゴール。初めてのやや重馬場も意に介さず未勝利→早苗賞からの3連勝で重賞初Vを果たした。

 馬の持ち味を生かす好エスコートで最高の結果を残した内田は、エプソムC(ダイワキャグニー)に続くJRA重賞52勝目。一方で団野には重賞初制覇もかかっていただけに「まだまだ若い。いい馬も乗れると思うので、これをバネにしてもらって、タイトルを獲ってくれれば」と若手へのエールも忘れなかった。

 浜田師は「びっくりしました。馬の状態は良かったので、どれだけ走るかなと思っていた。騎手がうまく能力を引き出してくれた」と笑顔。今後については「ずっと使ってきたので、リフレッシュ放牧へ。秋は大きいところを目指して、考えていきたい」と菊花賞(10月25日、京都)も見据える。パドックでは誘導馬に絡もうとするなど、子供っぽさも残るが「未勝利から体重は変わらなくても中身はついてきている。伸びしろはある」とさらなる成長に期待を寄せる。夏の福島で強烈なインパクトを残した上がり馬から、今後も目が離せない。

 ◆バビット 父ナカヤマフェスタ 母アートリョウコ(母の父タイキシャトル)牡3歳 栗東・浜田厩舎所属 馬主・宮田直也氏 生産者・北海道浦河町の大北牧場 戦績5戦3勝 総獲得賞金5878万4000円。

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