【NHKマイルC】レシステンシアは桜花賞に続き無念銀メダル ルメール「男馬相手にいい競馬してくれた」

[ 2020年5月10日 17:24 ]

M・デムーロ騎乗のラウダシオン(右)はC・ルメール騎乗のレシステンシアと競りあいNHKマイルCを制す
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 1番人気に推されたレシステンシアは桜花賞に続き、2着惜敗に終わった。中盤でペースを落とし、絶妙ラップの逃げ。しかし、背後の2番手でマークしていたラウダシオンに、最後の最後でかわされた。

 ルメールは「左回りの東京は初めてで最初少しビックリして物見をするところがあった。でもその後はリラックスして運べた。ただ勝った馬のトップスピードに入るギアが違っていた」と勝者を素直に称えた。重馬場の桜花賞で力走後、中3週で初の関東遠征。6キロ減での出走だったが、パドックでは堂々と周回した。

 管理する松下師は「よく頑張ってくれた。結構タイトなスケジュールの中、それでもしっかりと力を出してくれた。(勝ち馬の)目標になったのは仕方ないです」と奮闘を称えた。2歳の阪神JF以来のG1制覇はならなかったが、昨秋デビューから全て馬券圏内に頑張ってきた不屈のスピードは称賛されていい。ルメールは「男馬相手にいい競馬をしてくれたと思う」と称賛。指揮官は「この後はゆっくりさせてあげたい」と春3戦走り抜いた愛馬をリフレッシュさせ、さらなる飛躍を見据えていた。

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2020年5月10日のニュース