【NHKマイルC】(8)サクセッション 単走でノビノビ順調!横山典も好感触「1週前より動きいい」

[ 2020年5月10日 05:30 ]

<NHKマイルC>父子制覇を狙うサクセッションは順調な調整ぶりを見せる
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 朝焼けを背にサクセッションの芦毛の馬体が輝く。土曜早朝の最終調整は角馬場で体をほぐしてからWコースへ。単走で馬場の真ん中を真っすぐに駆け抜けた。程よい気合乗りに好調ぶりが見てとれる。

 国枝師は「順調。前走から間隔があった分、調整はやりやすかった。フットワークが大きいから東京の方が合うと思うし、マイルに戻るのもいい。あとはノリにお任せ」。マイル戦はこれまで4戦3勝。1F距離を延長した前走・スプリングSは道中力んで3着まで。そのレースぶりから、当初からの今春の最大目標である3歳マイル王の座に照準を合わせ調整してきた。

 勝負の手綱は新コンビ横山典に託される。東の名手はこれまでNHKマイルC3勝、東京芝マイルG1・7勝。共に武豊と並んで最多の数字だ。2週連続追い切りに騎乗した鞍上は「初めてだから前走との比較はできない。でも、1週前より今週の方が動きは良かったよ」と感触を伝える。追い切り後には指揮官と話し込む場面もあった。「(意見交換は)いつものこと。ずっと乗ってきた馬でも初コンビでもやることは同じ。頑張って乗るだけ。一番頑張るのは馬だけど」と“らしく”意気込んだ。

 サクセッションの父キングカメハメハは04年のこのレースの覇者。15年クラリティスカイ、17年アエロリット(共に父クロフネ)に続く史上3頭目の父子制覇が懸かる。過去2頭はいずれも横山典が騎乗。V請負人が大一番で最高の仕事をするか。

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2020年5月10日のニュース