【NHKマイルC】母父フレンチのストーンリッジが台風の目

[ 2020年5月8日 05:30 ]

ストーンリッジ
Photo By スポニチ

 【G1ドキュメント・栗東=7日】自称血統派の岡崎は、NHKマイルCでフレンチデピュティの血に注目している。このレースに抜群の相性を示しているからだ。産駒では01年にクロフネ、07年にピンクカメオ、孫にあたるクロフネ産駒では15年にクラリティスカイ、17年にアエロリットが勝利。それにとどまらず、母の父としては13年にマイネルホウオウが栄冠を勝ち取っている。そこで注目は母の父フレンチのストーンリッジ。決して人気を集める存在ではないが、藤原英師は手応えを口にする。

 「まだまだ成長途上やけど、この馬のポテンシャルを信じて使う。左回りは合うと思うぞ」

 左回りが合うと判断したのは、左手前に比べて右手前での走りがいいから。確かに昨年11月の新馬戦も、残り1Fで右手前に替えてからの伸びが光った。

 「現状はな。人間でも小さい時は持ちやすい方で、(右利きなら)右手で箸を持つやろ。それと一緒。現時点では練習する時間がないし、走りやすい方で走る方が力を出せるやろ」

 藤原英厩舎では、父ディープインパクト×母の父デピュティミニスター系の配合に活躍馬が目立つ。特に東京マイルでの実績が目立ち、ギベオンは一昨年のNHKマイルCで2着、ステファノスは14年富士Sを制覇、フィニフティは18年クイーンCで2着。血統が似ている先輩とストーンリッジの共通点を聞くと「その馬、その馬でやってるからな」とけむに巻かれたものの「小ぶりでピッチ的な走りやから、今は長い距離よりもマイルやろ」という言葉は強く耳に残った。付け加えれば、厩舎は東京芝1600メートルのG1で【3・3・3・14】と好成績。血統力と厩舎力を加味すれば、絶対に軽視できない存在だ。

続きを表示

2020年5月8日のニュース