【大井・京浜盃】8番人気ブラヴ―ル突き抜けた 佐藤賢師「先が楽しみになった」

[ 2020年3月19日 05:30 ]

京浜盃を快勝したブラヴール(TCK提供) 
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 クラシックの前哨戦「第43回京浜盃」(S2)が18日、大井競馬場で行われた。8番人気のブラヴールが直線抜け出し優勝、重賞初制覇した。また、同馬と2着コバルトウィング、3着ティーズダンクまでに「第65回羽田盃」(4月29日、大井)への優先出走権が与えられた。

 父セレン、母チャームアスリープはともに佐藤賢厩舎所属で南関東重賞を制覇。その由来の血統で昨年のステッペンウルフに続きこのレースを連覇したのだから佐藤賢師も笑いが止まらない。

 「羽田盃から逆算したレース間隔でちょうどいいと思ったので使ったがいい結果を残してくれた。思い出の馬の血統で勝ててうれしいし、先が楽しみになった」

 前走が後ろから行き過ぎたので、やや早め3コーナーから動いた。それでも馬の勢いは止まらない。直線馬群の前が開いたところを一気に突っ込むとそのまま突き抜けてゴールに飛び込んだ。本橋も「末脚を信じて乗ったが、馬が思った以上に成長していた。今度はマークされる立場になるが馬を信じて乗りたい」とクラシック獲りへの手応えをつかんだ様子。バリバリの南関血統が一気に突っ走るつもりだ。

 2着コバルトウィング(矢野)跳びが大きいので大井コースはいい。まだ体が重かったし、これで本番が楽しみ。

 3着ティーズダンク(赤岡)ペースが遅くてハミを少しかんだ。もっと内枠で中団から末脚を生かすレースなら違った。

 ◆ブラヴール 父セレン 母チャームアスリープ(母の父ティンバーカントリー) 牡3歳 船橋・佐藤賢二厩舎 馬主・山口圭子氏 生産者・北海道新冠町の村田牧場 戦績6戦3勝 総獲得賞金2910万円。

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2020年3月19日のニュース