【サウジアラビア国際競走】仏でG1制覇 武×森師で旋風を

[ 2020年2月28日 05:30 ]

 【競馬人生劇場・平松さとし】現在、サウジアラビアでこの原稿を書いている。現地時間26日の早朝には、この地のキングアブドゥルアジーズ競馬場で日本馬のディアドラやマテラスカイなどが追い切りを行った。

 マテラスカイに騎乗したのは武豊騎手。さすがのNo・1ジョッキーもサウジアラビアは初めて。何カ国目ですか?と問われると「調べてくれた人がいるのですが、どうも16カ国目みたいです」と答えた。

 私も彼の海外遠征はかなり追いかけさせていただいた。英国や米国のメジャーな所はもちろん、トルコで騎乗するシーンやアイルランドへ一緒に飛んだこともあった。中でも思い出に残っているのは2001年のフランスでの一件。当時、シャンティイに居を構えていた天才騎手と共にパリのシャルルドゴール空港から飛行機に乗り、南仏のトゥールーズへ移動。ここでメインレース1鞍に騎乗した彼は見事にこれを優勝してみせた。帰りの飛行機はルメール騎手も一緒。パリに到着後は3人でパリ・サンジェルマンのサッカーを見に行った。良い思い出である。

 フランスでの思い出と言えば、日本人の息がかかっていないインペリアルビューティでG1・アベイユドロンシャン賞を制したのにも立ち会わせていただいた。同レースで印象に残っているのは1999年の話。日本馬アグネスワールドに騎乗して1着になったのだ。

 アグネスワールドは森秀行厩舎の馬。武豊騎手は当時、言っていた。「森先生とはよく食事にも行き、そういう席では楽しい話しかしないけど、いざ競馬となると“手綱はどれにする?”といった細かいことまで気にかけて相談してくれます」

 今回のサウジアラビア遠征も事前に下見をしてきた私に対し、森師は「厩舎はどうだった?」「ダートはどうだった?」と質問攻めにしてきた。武豊騎手とコンビで挑む予定のマテラスカイとフルフラット。好結果が出ることを期待したい。

続きを表示

「2020 安田記念」特集記事

「鳴尾記念」特集記事

2020年2月28日のニュース