JRA無観客開催やむなし…調教師、騎手は「ファンの健康が第一」「やるべきことは変わらない」

[ 2020年2月28日 05:30 ]

 ▼日本調教師会会長・橋田師 ファンの方々にはご辛抱してもらうことになりますが大勢のお客さまに来ていただく以上はやむを得ない。(JRAには)十分な対応をしてもらって、事態が終息したら、また競馬を楽しんでいただきたいと思っております。

 ▼同会関東本部長・手塚師 スポーツ全般に言えることだが(新型コロナウイルスの感染が)早く終息して平常開催に戻ってほしい。春のG1シーズンにはお客さんが戻ってきてくれればと願っている。

 ▼藤沢和師 やむを得ない判断だと思う。お客さんは生で競馬が見られず寂しい思いをするだろうが馬は歓声が上がらなくてもちゃんと走れるから大丈夫。欧州では誰もいないような平日の閑散とした競馬場でも力を発揮している。

 ▼池江師 ファンの健康が第一。このご時世で開催させてもらえるだけでもありがたい。我々はプロ。強い気持ちを持って、開催に向けてやっていきたい。

 ▼根本師 スポーツでは歓声を浴びてアドレナリンが出てくるような選手もいる。馬の場合はどうか。無観客競馬なんて経験がないから分からない。

 ▼友道師 やってみないと分からない。想像がつかない。いつも通りの仕事をやるだけです。

 ▼相沢師 馬によって個体差はあるが、ボーッとしているような性格なら気が入らないままゴールを迎えてしまうかもしれない。

 ▼高橋文師 馬はレースにいくと普段とは違うテンションで走るもの。静まり返った競馬場ではフワフワ走る馬が出てくるかも。

 ▼日本騎手クラブ副会長・福永祐一 仕方ないです。こういう流れの中でJRAが決めたことだし妥当だと思います。レース映像は配信されるし、自分たちのやるべきことは変わらない。全力を尽くして、いいレースができるように頑張ります。

 ▼武士沢 スポーツ界全体が感染の拡大防止に努めている中、競馬だけ普段通りというわけにはいかないでしょう。無観客でも競馬そのものには影響ないと思う。

 ▼山田 騎手候補生による金曜の模擬レース(東京競馬場)は無観客だが馬は普通に走っている。特に問題はないでしょう。

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2020年2月28日のニュース