JRA 29日から無観客開催、全国ウインズも閉鎖…終了時期「前例がなく状況鑑みて判断」

[ 2020年2月28日 05:30 ]

新型コロナウイルス感染拡大防止のためJRAも29日から無観客開催
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 JRAは27日、都内で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、29日から当面の間、レースを無観客で開催することを発表した。1944年(昭19)に行われた例はあるが、JRA創立(1954年)後では初。29日から3月15日までの土日は中山、阪神、中京での開催で、その間にG1はない。また、全国のウインズ、パークウインズ、J―PLACEでの発売、払い戻しも当面の間、平日も含め取りやめ、この間の中央競馬の発売、払い戻しは電話・インターネット投票のみとなる。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響が中央競馬にも広がった。今週末(29日、3月1日)の中山、阪神、中京の開催から当面、観客を一切、入場させずにレースを実施する。JRAの大谷敦憲経営企画室調査役は「投票券を売らない以外は通常通り開催します。必要最低限のJRA職員、従業員、出走馬馬主、厩舎関係者、メディア関係者で実施したい」と説明した。

 レースをはじめ、パドック、本馬場入場、口取りはいつも通りに行う。ただ、表彰式は行わない。グリーンチャンネルや地上波のテレビ中継、ネットでのレース配信も通常通り。有料のグリーンチャンネルも29日、3月1日は無料とする(一部有料=HPを参照)。また、前もって発売されていた指定席は全てキャンセルされる。

 ウインズ、パークウインズ、J―PLACEでの発売、払い戻しについても当面の間、取りやめる。この間、中央競馬の発売、払い戻しは電話・インターネット投票のみに。併せて平日払い戻しサービスも取りやめ。これに伴い、馬券の払戻有効期限を2週間程度延長することが別表の通り決まった。電話・インターネットでの今年の販売割合は先週終了時点でトータル発売額の71・8%。無観客競馬にすることで、約3割の売り上げ減となりそうだ。

 過去に無観客競馬は戦時中の1944年、能力検定競走として桜花賞、皐月賞、天皇賞・春、ダービー、菊花賞(コース誤認でレース不成立)を行ったが、日本中央競馬会設立以降では初めて。無観客競馬の終了時期について越智直弘経営企画室室長は「前例がないので計りかねている。政府の情報を得て、状況を鑑みて判断したい」と話した。

 ▼日本中央競馬会理事長・後藤正幸氏 毎週の中央競馬を楽しみにしていただいているお客さまにはご不便とご迷惑をおかけしますが、何とぞご理解、ご協力をいただきますようお願いします。

 ≪約3割売り上げ減か≫昨年の同時期(2月23、24日=中山、阪神、小倉)の各競馬場とウインズなど場外馬券売り場のトータルの入場人員は23日が37万人、24日が57万人。売上高は23日が58億円(ネット投票込みの合計は204億円)、24日が100億円(同328億円)だった。そこから勘案すれば、今回も3割程度の売り上げ減となりそうだ。

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