【クイーンC】成長一途手応えアール 伊藤大師「どんな競馬してくれるか楽しみ」

[ 2020年2月12日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=11日】まだまだ寒いが、爽やかな青空。伊藤大師の姿を見つけると、小田は自然と心が躍った。アールクインダム(クイーンC)の前走・菜の花賞は小さな衝撃だった。昨夏の札幌2歳S(12着)は包まれた瞬間に失速したのが、後方から見事な一気差し。伊藤大師は「まさかあんなレースができるとは…。(鞍上の)マーフィーに尽きますね」。常に熱っぽく語る指揮官のトーンがいつにも増して熱い。勇躍、重賞挑戦。新コンビ北村宏が騎乗した1週前追いにも、手応えあり。「あえて周りに馬が多い状況をつくり、それでもジョッキーは“コントロールも利いてました”と言ってくれた。今朝も馬は落ち着いてます」。メンタル面の成長に目を細めた。週末の雨予報にも「道悪は駄目だと思っていたら、前走(やや重)であの競馬なのでいいんでしょうね。どんな競馬をしてくれるか楽しみ」と目を輝かせた。重賞初Vなら、伊藤大厩舎にとっても、父ローズキングダムにとっても産駒重賞初Vとなる。同師の熱弁に、小田は夢のゴールシーンの期待を膨らませていた。 クイーンS

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2020年2月12日のニュース