【京都記念】道悪の鬼カップ 雨熱望「水が浮くぐらいの馬場じゃないと」

[ 2020年2月12日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=11日】火曜、開門直後の気温は2度。暖冬とはいえ、朝は寒い。寺下は冷え切った体を温めようと、坂路小屋へ。階段を上がって部屋に入ると、読み通りストーブがついていた。あったかい。

 音無厩舎のアメリカズカップは土曜京都メインの洛陽Sと、日曜の京都記念にダブル登録。出否について、師は「京都記念にしようかなと思う。土曜より日曜の方が馬場も悪くなりそうやからな。使うなら和田ジョッキーで」と明かした。関西地方は水曜夜から週末まで雨予報。アメリカズカップは重馬場のきさらぎ賞(17年)を勝ち、不良馬場のカシオペアS(同)もV。「水が浮くぐらいの馬場じゃないと駄目」と道悪を願う。

 厩舎は昨年の京都記念をダンビュライトで勝ち、2月に重賞3勝。さらに、17年の2月には東京新聞杯&きさらぎ賞の同日東西重賞制覇も飾った。近年は2月に強い音無厩舎。来週のフェブラリーSにはサンライズノヴァが参戦、今月末の29日にはクリソベリルがサウジCに挑戦する。今年も音無勢から目が離せない。

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2020年2月12日のニュース