【高知・LVR】ミシェル、高知初勝利!シリーズVへ好発進「最高です」

[ 2020年2月5日 05:30 ]

ハンゲキノノロシに騎乗し大外から差し切り検量室前でポーズするM・ミシェル騎手(撮影・亀井 直樹)
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 女性騎手招待競走「レディスヴィクトリーラウンド(LVR)2020」が4日、高知競馬場で開幕。地方競馬の短期免許で来日し、同シリーズに電撃参戦した“美しすぎる”フランス人女性騎手のミカエル・ミシェル(24=川崎・山崎裕)が第2戦でハンゲキノノロシ(牡5=高知・細川)に騎乗して勝利。第1戦(11着)と合計31ポイントを獲得し、6人中2位発進となった。最年長の宮下瞳(42=愛知)が35ポイントで高知ラウンドを制し、総合首位に立った。第2ラウンドは佐賀競馬場で22日に行われる。

 さすがミシェルぜよ!歓喜の瞬間は8RのLVR第2戦。ゴール板を先頭で駆け抜けた4番人気ハンゲキノノロシの鞍上で、ミシェルがカクテル光線を一身に浴びた。初経験の高知コース、日本では初のナイター競馬も何のその。「馬が凄く強くてとても気持ち良かった。最高です」。ゴールの瞬間には、高知競馬場が歓声と拍手に包まれた。

 フランス出身の先輩ルメールが「コースにアジャストする能力が凄い」と認める適応力が光った。高知初騎乗の第1戦(6R=デイアンドデイ)はスタートで置かれ、そのまま最下位でゴール。「私自身がコースの特徴をつかめていなかった」と唇をかんだ。約1時間後の第2戦、すぐさま経験と反省を生かす。好発から3番手を確保。「後方からレースする馬だけど、ゲートを出たので彼の気分に任せました。好位を取れて私自身もスッと気持ちが楽になった」。4角では馬場の外側へパートナーを誘導。最後は2着馬に3馬身差をつけた。「インコースは砂が厚く、馬が走りにくいはずだと感じたので外に出しました」。絶妙なエスコートに同馬を管理する細川師は「これ以上ない騎乗。さすがミシェル」と感嘆するしかなかった。

 南国土佐もすっかりお気に入りだ。「カーブが急なのには驚いたけど、素晴らしいコース。海が近く、懐かしい感じがして好き」。地中海に面した南仏・イエールの生まれ。港湾都市マルセイユの競馬学校で騎乗技術を磨いた彼女にとっては高知の風景がノスタルジックに映った。

 しかし、多忙なミシェルには感傷に浸る時間はない。5日は再び大井に戻り、6鞍に騎乗予定。11Rでは重賞の金盃(S2)に有力馬センチュリオンと挑む。「重賞も一般レースも大切に乗ることは変わらない。でも、大きなレースの騎乗依頼が来るのは幸運だし、ワクワクします」。22日にはLVR第2ラウンドで佐賀へ。さらに、サウジアラビア(28日)とスペイン(3月8日)での招待レースではJRA女性騎手・藤田菜七子との再戦も控える。「今日たくさん話ができた女性騎手たちとまた一緒に乗れるのが今から楽しみで待ち遠しい。菜七子の活躍もずっと見ています」。国内外を駆け回るミシェルの冒険から目が離せない。

 ◇レディスヴィクトリーラウンド(LVR) 16年に創設されたNAR(地方競馬全国協会)主催の女性騎手招待競走。今年は高知(4日)、佐賀(22日)、名古屋(3月12日)の3ラウンド(各2競走)で争われる。レースは7人の女性騎手(高知ラウンドは6人)と各競馬場が選定した騎手で行われ、女性騎手のみを対象に、着順に応じた獲得ポイントで順位を決定する。各ラウンドの1位および、3ラウンドの合計ポイント上位3位の女性騎手がそれぞれ表彰される。前回大会(18年)は木之前葵(愛知)が総合優勝。昨年は参加可能な騎手が少なく開催がなかった。

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