【ホープフルS】「ヴ」+連対率100%=好走 ヴェルトライゼンデ全条件クリア

[ 2019年12月25日 05:30 ]

坂路でキャンター調整するヴェルトライゼンデ
Photo By 提供写真

 硬軟両面のデータから勝ち馬をあぶり出す「G1プロファイリング」は“ヴ”で始まる馬の好成績にスポットを当ててヴェルトライゼンデに注目。

 今年最後のG1。今回は結論から入る。ズバリ、ホープフルSは「ヴ」で始まる馬名を狙え!

 まず、ホープフルSの概要を少し。同名のオープン特別は以前から暮れの中山で行われていたが、JRAでは前身を84年創設のラジオたんぱ杯3歳牝馬S(芝1600メートル)としている。91年に阪神JF(当時は阪神3歳牝馬S)が誕生したのを契機に芝2000メートルとなり牡馬も出走可能に。その後、年齢表記、冠社名の変更を経て13年までは阪神でラジオNIKKEI杯2歳Sとして開催された。これを14年から中山に移設し、17年にG1昇格となったのが現在のホープフルSである。今回は牡馬が出走可能となった91年以降を分析対象とした。

 さて、日本人には発音しづらい「ヴ」。活字業界では「ブ」と区別するため校閲の際は「ウだく」「ウてん」(ウに濁点の意味)と称する。91年以降、このレースに出走した「ヴ」で始まる馬名の馬はわずかに5頭。このうちレース前の戦績が“連対率100%”だった馬は全て3着以内に好走している。

 今年のメンバーを見渡すと…。いた!「ヴ」ェルトライゼンデ!!2戦2勝で連対率100%。まずは3着内当確!?さらに1着へと近づくファクターを。G1昇格後の優勝馬である17年タイムフライヤー、18年サートゥルナーリアはいずれも萩Sの勝ち馬。ヴェルトも前走で萩Sを快勝している。そして中山移設の14年以降、キャロットファームとサンデーレーシングの所有馬が交互に優勝している。順番からいくと今年はサンデーRの番なのだ。

 全ての条件を満たすのはヴェルトライゼンデのみ。有馬記念で笑った人も泣いた人も、今年最後の大勝負。「ウてん」で有頂天の年末を。そしてよいお年を。

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2019年12月25日のニュース