【中山大障害】マイケル、J・G1初挑戦V デビュー20年目金子が初歓喜に涙

[ 2019年12月22日 05:30 ]

レースを制するシングンマイケル(右)=撮影・郡司 修
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 「第142回中山大障害」が21日、中山競馬場で行われ、2番人気のシングンマイケルが4角先頭から押し切ってJ・G1初挑戦優勝。デビュー20年目の金子光希(37)はJ・G1を18度目の騎乗で初制覇を飾った。

 「やっと夢がかないました。折れそうな心を鼓舞しながら20年間なんとかやってきて、いい馬に巡り合えて…」。勝利者インタビューのマイクの先で目頭を熱くした金子。「胸を借りる立場でもいい勝負になると信じてました」と続けた。G1初挑戦の格下とはいえ、4角で早くも先頭に立つ横綱相撲。G1初優勝の高市師は「強気に乗ってくれた。東京ではゴール後も止まらないほど凄いスタミナとバネを持った馬。そんな持ち味を生かせた」と振り返った。次の目標はオジュウチョウサンが出走予定の阪神スプリングジャンプ(3月14日、阪神)。「一流を証明できたし、希代の名馬に挑戦したい」と金子は赤くなった目を輝かせた。

 ◆シングンマイケル 父シングンオペラ 母ジェヴォーナ(母の父トウカイテイオー)セン5歳 美浦・高市厩舎所属 馬主・伊坂重憲氏 生産者・北海道新冠町ヒカル牧場 戦績22戦6勝(うち障害14戦6勝) 総獲得賞金2億739万1000円(平地、障害含む)。

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