【エリザベス女王杯】フロンティアクイーン90点 深みある最高の毛ヅヤ

[ 2019年11月6日 05:30 ]

最高の毛ヅヤをしているフロンテアクイーン(撮影・西川祐介)
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 正殿 毛ヅヤの良さならフロンテアクイーンが一番。秋の柔らかな日差しを浴びて、明るい赤茶色の光沢を放っています。弁柄漆(赤色顔料)でピカピカに輝いていた首里城正殿をしのばせるような肌ツヤ。焼失した正殿の外壁塗装は漆職人が黒漆の上に桐油弁柄を塗っていたため茶を帯びた深みのある赤色に仕上がったそうです。この鹿毛馬の被毛は漆を塗らなくても輝いている。新陳代謝が活発になったためです。

 馬体の張りも際立っています。牡馬のような腹のボリューム。アゴっ張りが良いので食欲旺盛なのでしょう。従来通りに膝がかぶっていますが、順調に使われているので大丈夫でしょう。ヴィクトリアマイル時よりも余裕のある顔つきになってきた。6歳秋を迎えて円熟味を増した穏やかな立ち姿です。

 2層3階建ての首里城正殿は和中折衷のうえに琉球独自の手法まで加えた沖縄最大の木造建築物。その威風堂々たる赤い城には私も圧倒されてきました。フロンテアクイーンも見る者を圧倒する赤茶色の威容…。正殿になぞらえるのはちょっと大げさでしょうか。

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