【蒲郡・ルーキーS第15戦】豊田 2度目の優勝 力強く逃げ切り

[ 2019年10月4日 05:30 ]

断然の人気に応え優勝した豊田
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 ボートレース蒲郡の「ルーキーシリーズ第15戦 スカパー!・JLC杯」は3日、12Rで優勝戦が行われた。レースは、1号艇の豊田健士郎(23=三重)がインから正確無比なスタートを決めて、力強く逃げ切る好内容。断然の人気に応えて昨年11月の津一般戦以来、通算2度目の優勝を成し遂げた。

 イン先マイを果たした豊田は1Mこそ宮之原に詰め寄られたが、そこからグイグイ伸びて後続を振り切った。レース後は「1M回ってから差されたかなと思ったけど、焦りはなかったです。三国からいい流れで来ているし、落ち着いて臨めた」とニッコリ。大一番でも決して気負うことなく、自然体で臨めたのが結果につながった。

 終わってみれば、豊田のシリーズだったのかもしれない。序盤から白星を並べてシリーズをけん引。定評のある63号機のパワーをしっかりと引き出すことに成功して、節イチ級の足に仕上げた。そして、9月のヤングダービーで優出(2着)を果たしたことがフロックでなかったことを、実力で証明してみせたシリーズとなった。

 見据える先は次走、G2津モーターボート大賞(15~20日)だ。「次は地元だしG2なのでそこで名前を売りたい」。同世代との戦いで自信をつけて間違いなく成長を遂げている若獅子が、今度は実力者がひしめく大きな舞台で果敢に攻める。

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2019年10月4日のニュース