【新潟記念】カヴァル4連勝で夏締める!母のスピード継ぐ「血統馬」

[ 2019年8月29日 05:30 ]

<新潟記念>坂路を併せで追い切るカヴァル(右)(撮影・西川祐介)
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 【東西ドキュメント・美浦=28日】令和最初の夏を締めくくる新潟記念は、この夏の“上がり馬の品評会”の様相。馬券的にはかなり面白い。中でも浜田が気になったのは3連勝中のカヴァル。坂路での最終追い(4F54秒1)を確認して勢司厩舎へ。すると師から意外なひと言が。「ペニーホイッスルの子だから凄く期待していた。ようやく充実期を迎えました」。母は既に解散した松山康久厩舎から04年にデビュー。厩舎が違うのになぜ?その疑問にこう続けた。「デビュー戦でうちの厩舎の馬(2着ナイトレインボー)も一緒に走った。それなりに期待していたが5馬身もちぎられた。強い印象がずっと残っていた。母からいいスピードを受け継いでいる」

 全12戦中10戦が左回り。典型的なサウスポーと思いきや「回りの問題ではなくコース形態。道中リズム良く走ることが一番のポイント。中山や福島のようなトリッキーなコースでは、どうしてもエネルギーのロスが大きくなる」。東京→中京で3連勝しての新潟参戦は理にかなった必然の選択。師は改めて「素晴らしい血統馬。相手は強いが、今のパフォーマンスなら…」。期待馬が満を持して重賞舞台を踏む。

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2019年8月29日のニュース