JRA 禁止薬物検出を発表 函館SSはダノンスマッシュなど6頭競走除外

[ 2019年6月15日 06:32 ]

15、16日開催予定の東京競馬場
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 JRA(日本中央競馬会)は15日朝、15日と16日(ともに函館、東京、阪神)に出走予定だった競走馬のうち禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のある馬を競走除外とすることを発表した。摂取したとみられる飼料から禁止薬物「テオブロミン」が検出されたもので、レースは予定通りに開催する。

 競走馬に与えるカイバに混ぜるサプリメント「グリーンカル」から禁止薬物「テオブロミン(カカオやチョコレートに入っているカフェイン)」が検出されたことが競走馬理化学研究所の調査で判明。15日午前6時半、JRAは公式ホームページで競走除外馬の発表を行い、15日の開催では72頭(東京13頭、阪神30頭、函館29頭)が競走除外になることが分かった。

 16日に開催される重賞では、ユニコーンS(東京11R)はサトノギャロス、ロードグラディオの2頭、函館SS(函館11R)はシュウジ、ライトオンキュー、リナーテ、ダノンスマッシュ、トウショウピスト、タマモブリリアンの6頭がそれぞれ競走除外となっている。

 ▼禁止薬物 競馬施行規程第132条に規定された薬物。馬の競走能力を一時的に高め、または減ずる薬品または薬剤を指し、これを投与され、その影響下にある馬は、出馬投票できない。公正確保のため、レース後、1着から3着までの馬と、裁決委員が指定した馬については、禁止薬物の検査のための理化学検査を受けなければならない。この理化学検査は(公財)競走馬理化学研究所が担当している。

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