【住之江・太閤賞】桐生 異次元ターンで圧倒V

[ 2019年6月15日 05:30 ]

住之江G1太閤賞を制した桐生
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 ボートレース住之江の開設63周年記念「G1太閤賞」優勝戦が行われ、桐生順平(32=埼玉)が桁違いの高速ターンで押し切り、2月関東地区選手権以来、今年2度目のG1制覇(通算Vは36)を果たした。2着はブイ際を冷静に差した田村。3着は湯川だった。

 進入から動きはなく3対3。桐生のイン起こしは130メートル前後と絶好だった。大外の野添を除いてほぼ横一線。こうなれば桐生の先マイは必至だ。1周1マークは異次元の高速ターン。あっという間にぶっちぎる。スタンドから拍手が起こった。

 「優勝戦は自分次第だと思っていた。スタートだけだと。完璧に行けましたね。(1M)回ったら結構離れていたので、これなら大丈夫と思いました」。まさに思い描いていた通りの圧勝劇。ここ一番で冷静でいられることが桐生の強みだ。

 始まりから余裕の取り口だった。初日ドリーム千成賞。ブイ際を冷静に差し切った。87号機の手応えをしっかりつかんだ。2日目以降も持ち前の高速戦を積み重ね、予選はオール2連対。堂々の得点率トップから、準優も完勝。相撲でいえば、完璧な立ち合いからの寄り切り。他の強豪は何もできなかった。

 これで優勝賞金1000万円を上積みして賞金ランク4位浮上。「また年末に来られるように、もっともっと強くなって帰ってきます」と言うと「アンタ、もう強いわ!」と大阪らしいツッコミが入った。次は18日から始まる多摩川グラチャン。桐生の強さが再び発揮されるに違いない。

 ≪SGグラチャンへ≫優勝した桐生順平、そして湯川浩司、田村隆信の次走は18日からの多摩川SGグランドチャンピオン。松井繁、吉川元浩、白井英治、毒島誠、峰竜太ら強豪と優勝を争う。中田元泰は18日からの福岡一般戦。秦英悟、永井彪也、竹井貴史らが相手。高野哲史は22日からの芦屋一般戦。西村勝、角谷健吾、佐藤博亮らが参戦。野添貴裕は20日からの児島一般戦。斉藤仁、前沢丈史、鶴本崇文らとVを争う。

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2019年6月15日のニュース