【東京新馬戦】コードブルー伸びた、尾形元調教師太鼓判

[ 2019年6月13日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=12日】現場を久しく遠ざかっていたホースマンが調教スタンドから愛馬の走りを見つめている。昨年2月に引退後、西山牧場のアドバイザー役を務めている尾形充弘元調教師。視線の先では、かつて管理したニシノナースコール(05年秋華賞3着)の8番子ニシノコードブルー(牡2=小桧山、父リーチザクラウン)がストライドを軽快に伸ばした。「今週の新馬(日曜東京5R=芝1600メートル)で下ろす予定だが、いい感じだね。西山牧場で育成していた時よりだいぶ仕上がってるな」と満足顔。騎乗した吉田豊も「ニシノナースコールの子には結構乗せてもらっていますが、ゴツいパワー型が多いんです。でも、この馬は手先が軽い。ハミ受けも反応もいいです」と尾形氏に報告した。

 「日本競馬の草分け」として知られる同氏の祖父、尾形藤吉元調教師の特別展が、22年に競馬博物館(東京競馬場内)で開催される。尾形氏は、小桧山師ら尾形門下のホースマンらと共に下準備を進めているが、その合間を縫っての美浦訪問。「馬券を買える立場になって、初めて馬券の難しさが分かったけど、今週の新馬戦は少し買ってみようかな」と笑っていた。

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2019年6月13日のニュース