【マーメイドS】体質強化レーツェル楽しみ

[ 2019年6月6日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=5日】目覚めたらものもらいができていた秋田。1年前の当欄に同じことを書いていた。進歩がない(?)秋田とは対照的に、マーメイドSで重賞初挑戦のレーツェルは着実に力を付け素質を開花させようとしている。

 休みを挟みつつ4戦3勝。新馬戦に向かう過程で見せた加速時の沈み込む走りに、伊藤大師はオークスを狙いたいと思ったという。体質的な弱さがありクラシックの時期は休養になったが、4歳になり少しずつ体質も強くなってきた。

 1週前追いは坂路で4F52秒5~1F11秒8。重い馬場を苦にしない動きに、師は「当日ラスト1F11秒台はこの馬だけ。2、3歳時はここまでビッシリできなかった。何より追い切り後の回復が早くなった」と手応え十分。最終追いも坂路で4F52秒5を計時し、好調をアピールした。

 「能力は足りるどころか上だと思っている。ハンデ51キロで楽しみ」。格上挑戦にも自信を持って臨む陣営。ハイレベル4歳世代の隠し玉が堂々戴冠なるか。

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2019年6月6日のニュース