【江戸川634杯・MB大賞】池永 G2初制覇!嬉しいSGクラシック切符

[ 2019年5月20日 05:30 ]

G2「江戸川634杯・MB大賞」を優勝し、表彰式で笑顔を見せる池永太
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 G2「江戸川634杯・モーターボート大賞」は19日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の池永太(34=福岡)がインから押し切って快勝。G2初制覇を飾り、優勝賞金450万円とともに来年のSGクラシック(20年3月17~22日、平和島)の出場権を手に入れた。

 予選1位通過から準優1着。王道を歩んできた池永の集中力が途切れることはなかった。スタート展示では断然6番手のコンマ27。さらに、カド後藤がチルト2度の一撃仕様でイチかバチかの勝負を懸けた。だが、池永が動じることはなかった。本番はコンマ03のトップS。これでは残る5艇に突け入る隙はない。1周バックで早々と独走態勢に持ち込んだ。

 「展示で遅れたのは準優と一緒。スタートする時の景色も覚えていたので想定内でしたね。エンジンは申し分なかったし、後藤君が(スピードを)落としたのが見えたので1Mも冷静に回れました」。起こしのタイミングを修正した上に、外の動きも見極める余裕のレースぶり。最後まで圧倒的な強さを披露した。

 15年9月の三国周年でG1制覇を達成しているが、G2優勝は今回が初めて。「この4年間は長かった。早く2個目の特別タイトルが欲しかったし、またSGに挑戦できるのも本当にうれしい。でも今は来年の平和島よりダービー勝率を考えたい」。SGダービー(10月22~27日、児島)の選考期間は7月いっぱい。池永の視線はすでに次の戦いに向いている。

 ◆池永 太(いけなが・ふとし)1985年(昭60)3月19日生まれ、宮崎県出身の34歳。05年11月、福岡支部所属の97期生として福岡でデビュー。06年3月に児島で初1着。10年9月に下関で初V。G1は15年9月の三国周年で初優勝、5優出1V。SGには過去10回出場しているが、16年桐生メモリアルの準優4着が最高。通算成績は953勝、119優出32V。主な同期は土屋智則、山口達也、西山貴浩。1メートル69、51キロ。血液型A。

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