【宇都宮・開設記念】村上義 巻き返しG3V「皆さまの声援のおかげ」

[ 2019年5月20日 05:30 ]

宇都宮記念を優勝した村上義弘(中)を祝福するU字工事の福田さん(左)と益子さん(右)
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 村上義弘(73期)が18年10月の松戸G3以来、通算35回目のG3優勝を飾った。

 レースは長島―神山―村上―菅田―渡辺―近藤―小埜―勝瀬―浅井で周回。残り2周から渡辺―近藤―小埜―勝瀬が上昇すると前受けの長島―神山も踏み出して渡辺の番手に飛び付く。渡辺の後ろはインが長島―神山、アウトが近藤―小埜で競り合いが続く。7番手以降は村上―菅田―浅井で最終ホームを通過。

 最終1Cから9番手の浅井がまくって出ると7番手の村上が浅井に切り替えて菅田が続く。浅井―村上―菅田でまくる流れになり直線で村上が抜け出す。村上に続いた菅田が2着。

 村上は「自分で踏んでいこうと思ったら浅井君が仕掛けたので続く流れになった。展開に恵まれた面もあるが自分でタテの勝負をしようと思っていたから対応できた。ファンの皆さまの声援のおかげでこの舞台(表彰式)に立ててうれしい」と喜びを語った。

 また「全日本選抜、日本選手権とふがいない成績が続いていたし、練習しても練習しても悪くなる時期もあった。今もそうだけど地元地区の高松宮記念杯(6月13~16日、岸和田競輪場)に向けてまた頑張りたい」と続けた。

 「21日に松本整さん(京都・引退)の還暦祝いがあるので(弟の)博幸や稲垣も集まる。(この優勝で)整さんに(最近のふがいない成績を)怒られないで済みます(笑い)」と心の師匠である恩人(5月20日生まれ)の誕生祝いができてホッとした表情も見せた。

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2019年5月20日のニュース