ウオッカ逝く…谷水オーナー「ウオッカの血をつないでくれることに期待」

[ 2019年4月3日 14:26 ]

<第74回日本ダービー>牝馬として64年ぶりのダービー制覇を成し遂げたウオッカ。四位洋文は指を立ててゴール
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 07年に牝馬として64年ぶり3頭目の日本ダービー制覇を成し遂げたウオッカ(牝15、父タニノギムレット)が1日、種付けのための滞在先であった英国ニューマーケットで蹄葉炎のため死んだ。

 06年阪神JF、08年安田記念、天皇賞・秋、09年ヴィクトリアマイル、安田記念、ジャパンCを合わせて計GI7勝の名牝。引退後は繁殖入りして7頭を産み、4番子タニノフランケル(牡4=角居、父フランケル)がオープン入りして重賞でも好走している。

 谷水雄三オーナーは「このような形になり大変残念です。ウオッカには、ただただ感謝の気持ちしかありません」と胸中を明かし「7つのG1を勝ち、その全てが印象に残っていますが特に挙げるのであれば、やはり牝馬として64年ぶりの制覇となった日本ダービーと、13分の写真判定の結果の勝利となった天皇賞・秋、同じく鼻差で制したジャパンCです」と現役時代を振り返った。

 さらに「繁殖牝馬としても子出しが良く、今年の1月28日に産まれた父フランケルの牝馬を含め、7頭の子を産んでくれました。2頭の牝馬はすでに繁殖に上がっており、ウオッカの血をつないでくれることに期待しています」とした。

 最後は「多くのファンに応援していただいた馬でファンレターもたくさんいただきました。今でも当時を思い出し、胸が熱くなります。これまでの応援に心から感謝しています」とファンに感謝の言葉を述べた。

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2019年4月3日のニュース