古賀慎師 アガラスでノーザンFへ恩返し

[ 2019年2月1日 05:30 ]

古賀慎師
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 【競馬人生劇場・平松さとし】1965年6月生まれの古賀慎明調教師(53)。麻布獣医大学を卒業後、社台ファームを経て92年に美浦トレセン入り。同年4月から名門・藤沢和雄厩舎で働いた後、2005年に調教師免許を取得した。

 藤沢和厩舎時代はタイキシャトルやシンボリクリスエスら、キラ星のごとき名馬たちに携わったが、中でも「初めて入厩した時から特別なオーラを感じた」(古賀慎師)のがゼンノロブロイだった。

 09年にはそのゼンノロブロイの子を調教師として管理することになった。それがサンテミリオンだった。3歳となった10年にデビュー。新馬戦を勝つと500万条件も連勝。ゲートに難があったが「ゴールさえ速ければ構わないので、変なプレッシャーをかけたくない」とゲート練習をしないでいると、3戦目のフラワーCは発馬で安めを打って3着に敗れた。

 しかし、何事も万事塞翁が馬だった。フラワーCに敗れたことで桜花賞をきっぱりと諦め、新たな照準をオークスとした。結果、フローラSを快勝し、オークスへ駒を進めると、後に牝馬三冠馬となるアパパネと1着同着。樫の女王の座を分け合った。

 「お世話になった社台の馬でG1を勝てたのが良かったです」

 古賀慎師がトレセン入りする前に働いていた社台ファームはまだノーザンファームと枝分かれする前。そういう意味でノーザンファーム産のアパパネと同着だったのも良かったと笑みを見せた。そんな古賀慎師が先週は社台産のワンブレスアウェイで重賞(愛知杯)を制覇。

 「社台F空港牧場で育成された馬(ワンブレスアウェイ)での重賞制覇は僕にとって初めての事。そこは僕が30年近く前に働いていたところなのでやっと少し恩返しできた気持ちです」

 今週はノーザンファーム産のアガラスをきさらぎ賞へ送り込む。果たして2週連続の恩返しとなるだろうか。注目したい。(フリーライター・平松さとし)

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