【東京新聞杯】堀厩舎頂点照準!レアリスタで重賞取りへ

[ 2019年2月1日 05:30 ]

イーグルバローズ(右)と併せ追い切るレアリスタ(撮影・郡司 修)
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 15年調教師リーディング全国首位(54勝)の堀宣行厩舎が今年も年初から快調だ。先週の東京で2勝を上積みし、関東2位の5勝。49勝を挙げた昨年も関東2位の好成績ながら、06年から12年続いたJRA重賞連続Vはストップ。今年は中身にもこだわりたい一年になる。木曜に追い切った東京新聞杯のレアリスタをはじめ、今週出走の4頭(全て東京)は強力布陣。重点を置く熱〜い東京開催で、白星上積みは必至だ。

 調教師リーディング上位常連の堀厩舎が当然!?のように、年初から飛ばしている。“ドル箱”の東京開幕週の先週は2勝を上積みして今年5勝。関東では国枝厩舎(6勝)に次ぐ2位に浮上してきた。

 2月に移る今週も確実に白星加算が望める布陣。日曜の東京新聞杯は全5勝を東京で挙げるコース巧者の7歳馬レアリスタがスタンバイ。31日の最終追いはWコースで4F53秒4〜1F1F12秒7(馬なり)。イーグルバローズ(5歳1600万)を1馬身後ろから追走し、余力十分に内から併入。森助手は「普段の調教では力む面もある馬だけど、折り合いもついてスムーズ」と好ジャッジ。昨秋東京の毎日王冠13着大敗後は、暮れ〜年初の不得手な中山は全てパス。同助手は「毎日王冠はその前の新潟記念(12着)の疲れが抜け切ってなかったかも。放牧で立て直して中間も順調。力む面が残る現状はマイルの方が合うと思う」と悲願の重賞初Vを祈願。堀厩舎のJRA通算548勝中、72勝と最も勝っている石橋の継続騎乗も心強い。

 堀厩舎といえば、東京での“固め打ち”がお家芸。JRA全10場中、東京で約36・9%にあたる202勝をマーク。関東2大主場で2位の中山(143勝)を引き離している。年間54勝で全国首位に立った15年も東京で最多21勝と稼いだ。

 レアリスタは穴馬!?の域だが、特別競走の3頭は◎が並ぶ有力馬ばかり。昨年の有馬記念優勝馬ブラストワンピースが制した“出世レース”の日曜9R・ゆりかもめ賞にはサトノジェネシスが出走。昨年11月の東京未勝利戦(2000メートル)を2分0秒8の好時計V。同助手は「放牧に出さず在厩でじっくり調整。心身の成長を感じる。距離は延びても大丈夫」とクラシック進出を見据える。同10R・銀蹄Sのイーグルバローズは前走(初春S6着)で連勝は「4」で止まったが「前走は多少重かった。中山から東京に替わるのもいい」と勘定に入っている。土曜10R・箱根特別のサトノオンリーワンもV候補だ。

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