【東海S】アンジュ男勝り 牡馬斬りへパワフル駆け

[ 2019年1月17日 05:30 ]

イーサンパンサー(左)と併せて追い切るアンジュデジール(撮影・平嶋 理子)  
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 第36回東海S(20日、中京)の追い切りが栗東、美浦両トレセンで行われた。アンジュデジールは西谷(レースは横山典)を背にイーサンパンサー(3歳未勝利)と併せ馬。牝馬とは思えないパワフルな動きで坂路を駆け上がった。うなるような行きっぷりで僚馬との差を詰め、残り400メートルで早々と馬体を併せた。最後は首差ほど遅れたが、無理せず手綱は締められたままで時計は4F53秒2。見届けた昆師は満足げに調教を終えたジョッキーを出迎え、感触を口にした。

 「馬なりで上がってきた。G1を使ったダメージどころか上積みの方が大きい。今、絶好調なんでね。目標は先になるけど、間を空けるより、使っておいた方がガス抜きにもなるから」

 2走前のJBCレディスクラシックは、壮絶な叩き合いを制してG1初制覇。一線級の牡馬に挑戦したチャンピオンズCでも逃げて4着に粘った。使いながら馬体は増え続け、着実にパワーアップ。デビュー時の460キロから前走486キロまで成長した。「牝馬らしくなく、攻めた方がいいタイプ。同じぐらいの体で出せそう」と目を細める。

 ダート転向2戦目以降は東のベテラン・横山典がコンビを組み続け、5勝(うち重賞は4勝)をマーク。指揮官は「ジョッキーがいろいろやってくれているし、何も言うことはない。自在性もあって、競馬に注文はつかないから」と名手に全幅の信頼を寄せている。

 19年はフェブラリーS(2月17日、東京)がターゲット。昆師は「切れ味もある馬で、ドンピシャの条件。強い馬もいなくなったし一発ありそう」と不敵に笑う。砂の新星ルヴァンスレーヴが戦線離脱したなら、チャンスは十分。世界的にみても、エネイブル、ウィンクス、アーモンドアイなど牝馬がトップに立つ時代。ダート界でも、男勝りな牝馬が頂点に立つ日は近い。

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