園田・永島、北海道で2000勝達成 挑戦は続く

[ 2018年9月28日 05:30 ]

永島太郎騎手
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 【地方からの風】園田競馬の名物レースに、通算2000勝以上の名手しか騎乗できない「ゴールデンジョッキーC」がある。27回目の今年は12日に行われJRAから3人、地方から9人が出場し巧腕を披露した。

 その出場への第一関門である2000勝を、永島太郎(44=園田・住吉)は今年8月8日、地元を離れ門別で達成した。09年以来、2度目のホッカイドウ競馬での期間限定騎乗(7月10日〜9月13日)。「9年前はリーディング28位くらいで、このままじゃいけないと思って北海道へ。関係者のおかげでその後、10位以内に入れるようになり2000勝の目標も達成できた。騎手人生も終盤になり、どうしてももう一度来たかった。恩返しと、まだまだ騎手として未完成だからもっと勉強したいと思った」。浮上のきっかけを与えてくれた地で今夏、再び騎乗した理由をそう話した。

 メモリアルVを挙げ節目の年になった今年は、4月に次女・まなみさんがJRA競馬学校の騎手課程に入学。「心配だから一緒に乗りたいとは思わない」と笑いつつ、愛娘を応援している。「自分も来年のゴールデンジョッキーに出られるように頑張らないと。地元に2000勝騎手が4人もいるからね」。騎手としてもう一つの原点の地・北海道でエネルギーを充てんし、地元でのさらなる活躍を誓った。

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2018年9月28日のニュース