【スプリンターズS】モレイラ、ビーナスで「Vチャンスある」

[ 2018年9月28日 05:30 ]

<競馬調教>笑顔でポーズをとるジョアン・モレイラ騎手(撮影・郡司 修)
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 再び短期免許(29日〜10月28日)で騎乗するモレイラが、美浦トレセンで調教に騎乗した。25日にシンガポールで騎乗を再開した名手は「札幌から約1カ月ぶりの実戦。体重は少し増えたが、思った以上に体は軽かった。筋肉痛にはなったけど、いいコンディションで今週からの騎乗に臨める」と話した。

 10月2日のJRA騎手免許第1次試験を前にした大一番となるスプリンターズSでは、自らの手綱でキーンランドCを制したナックビーナスとコンビ継続。「精神的な落ち着き。ゲートからのスピード。ファイティングスピリット。そして最後まで諦めない根性。競走馬として持ってほしい要素を兼ね備えた馬。ファインニードルなど前走より相手は強いが、力を出し切れば勝てるチャンスは十分」と手応えを口にした。

 初参戦となる中山競馬場についても、「レースリプレーはたくさん見ているし、(コース)レイアウトも研究している。トリッキーな印象だが(香港の)ハッピーバレーほどではないし、それほど難しくはない」と余裕の笑みを浮かべた。

 10月のG1戦線でも秋華賞(14日・京都)でサラキア、天皇賞・秋(28日・東京)でサングレーザーの騎乗が決定していたが、この日新たに菊花賞(21日・京都)でも“関東の新星”と評されるグロンディオーズ(牡3=田村)で挑むことが発表された。まさに引く手あまた。自身初のJRA・G1制覇も時間の問題だ。

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2018年9月28日のニュース