菜七子　船橋初勝利ならず…２鞍騎乗し１０Ｒでは見せ場も４着

＜船橋１０Ｒ＞強風の中、藤田騎乗のウィキッドアイズは４着に敗れた（撮影・村上　大輔）
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　藤田菜七子（２１）が４日、船橋競馬に参戦した。ＪＲＡ地方交流競走の１０Ｒ「ナイスブーツ特別」（中央３歳未勝利、ダート１６００メートル）は４番人気ウィキッドアイズ（牝＝手塚）に騎乗して先手を奪ったが４着。菜七子は「前には行けましたが、どうしても末が甘くなる馬。今日も甘くなってしまった」と悔しさをにじませた。

　同レースでレジェンド的場文男と８月７日浦和１０Ｒ以来の対戦。菜七子はＪＲＡ女性騎手の最多勝利記録を、的場は地方競馬最多勝利記録をそれぞれ達成してから初の直接対決だった。菜七子は祝福の言葉は交わさずレースに集中したというが、台風２１号接近の影響で吹き荒れた風速１０メートル以上の南風でリズムが狂った。「強風の影響がありましたね。外に振られる？そうですね…」。エキストラ騎乗した２Ｒは８着。待望の「船橋初勝利」に手が届かず、険しい表情で帰り支度をしていた。