【エルムＳ】勝浦×ディアデルレイ　７度目で最高の人馬一体を

　【東西ドキュメント・札幌＝８日】札幌競馬場に初めて来た秋田。これまで多くの競馬場を訪れたが、実は北海道で行ったことがあるのは門別と帯広競馬場だけだった。札幌駅からこれほど近いとはビックリ。出張中の宿からは、環状通エルムトンネルを抜けるとすぐだ。

　取材スタートの週のメインが、トンネル名と同じエルムＳなのも何かの縁か。そんなことを考えながら単走で気持ちよさそうに四肢を伸ばしたディアデルレイの姿を見届けると、勝浦を直撃した。ダートで５Ｆ６６秒６。ゴール前で仕掛けられ１Ｆ１２秒２を計時した。関東の酷暑と比べれば寒いくらいの北の大地で連戦とあり、「いい状態をキープ。動きに不安も不満もない」と鞍上も太鼓判を押す。

　昨冬にオープンで２連勝後はやや元気のない成績だが、前走は勝ち馬と０秒４差６着と着順ほど負けていない。それでも「前走も力を出し切れていない」という鞍上のジャッジ。「２連勝時の強さもその後のモロさの部分とかも僕自身が分かったので力を出し切れれば」と、７度目のコンビで最高の人馬一体を目指す。