鹿児島出身の岩元師 九州・小倉でお別れ、執念の走り魅せた

[ 2018年2月26日 05:30 ]

東西12調教師引退

 鹿児島出身の岩元市三師は最終日を九州・小倉競馬場で迎えた。ウイナーズサークルで行われた花束贈呈式ではファンから「寂しくて涙が出るぞ」の声が飛んだ。小倉4R・グランドフサイチは16番人気ながら5着。8Rのティーエスバラは10番人気で2着。共に執念を感じさせる走りを見せた。

 師は「(騎手時代に)初勝利を挙げた思い出の地で最後を迎えられて良かった。44年の競馬人生を振り返ると歴史に残る馬にも巡り合えた。つらいこともありましたが、勝った時の喜びが全てを忘れさせてくれました」と笑顔。ファンからの要望に応えてサイン色紙にペンを走らせ、ターフを後にした。

続きを表示

2018年2月26日のニュース