【粟島特別】エイシンヒカリの全妹エイシンティンクルが待望の戦列復帰

[ 2017年10月14日 16:25 ]

 15日の新潟10R・粟島特別(芝1800メートル、牝馬限定500万)で飛躍を期すディープインパクト産駒エイシンティンクル(牝4=坂口)が戦列に復帰する。

 同じく坂口厩舎に在籍していた2歳上の全兄エイシンヒカリは15年香港カップ、16年イスパーン賞と海外GIを2勝。妹は年明け以来で9カ月ぶりの実戦となり、夏のクラス再編成で500万に降級した。昨年10月の平場500万が2着で勝ち馬サンデーウィザードはその後、新潟大賞典勝ち。前走・北大路特別が2着で勝ち馬アドマイヤリードは5月のヴィクトリアマイルでGIウイナーの仲間入りを果たした。今、思えば相手が悪かったと言うしかない。

 前走後はリフレッシュ放牧を挟み、この秋に備えてきた。1週前にCWコース単走で6F79秒3〜12秒6と好時計をマーク。最終追い切りは坂路4F55秒2〜12秒5としまい重点で軽快に駆け上がった。全兄エイシンヒカリも担当していた中村厩務員は「体は輸送して当日プラス10キロくらいかな。成長分もあるし、いい感じに仕上がっているよ。兄貴と一緒で気性は敏感だけど競馬で問題はない」と休み明け初戦から期待を寄せる。過去2勝は逃げ切り。逃げ一手で勝負した兄の姿をほうふつさせる妹がここから出世ロードを歩んでいく。

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2017年10月14日のニュース