【スプリンターズS】ビッグアーサー 藤岡師「鉄砲OKも…」

[ 2017年9月29日 05:30 ]

藤岡健一調教師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、スプリンターズSに出走するビッグアーサーを管理する藤岡師を直撃した。

 ――ビッグアーサーですが使う予定だったセントウルSを回避しました。

 藤岡師 はい。左前脚の爪に不安が出て回避せざるを得ませんでした。でも、すぐに目標をここに置いたので、充分に乗り込めています。

 ――今年、初めての出走となりますが、太め感は?

 前哨戦を使えなかった分、ここにきてしっかりと負荷をかけて追い切っています。だから太くはありません。

 ――前走(香港スプリント10着)を振り返ってください。地元勢が強かった?

 もちろんそれもあります。ただ、この馬自身、普段は坂路で調教している馬なので仕上げにてこずったかもしれません。やれることはしっかりできたけど、最終追い切りが強過ぎたかもしれません。

 ――昨年のこのレースでは直線で前が詰まる不利が大きかった。

 そうですね。良い状態で臨めただけに残念な結果になってしまいました。それでも0秒4しか負けなかったので、スムーズなら勝ち負けになったと感じました。

 ――下級条件時代といえ約10カ月以上ぶりで勝ったこともあるように休み明けでもいきなりから走れるタイプ。

 はい。昨年のセントウルSを勝った時も春の高松宮記念以来の競馬でしたけど、楽に逃げ切ってくれました。鉄砲駆けはできるタイプです。ただ…。

 ――ただ?

 今回は順調さを欠いて間が空いてしまった点がどう出るか…。能力的には通用するし、体もできていると思うけど、そのあたりだけが心配といえば心配です。

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2017年9月29日のニュース