【スプリンターズS】“孝行娘”メラグラーナで池添学師初G1だ

[ 2017年9月29日 05:30 ]

メラグラーナに寄り添う池添学師
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 開業3年目、37歳の池添学師が送り込むメラグラーナ。厩舎に初勝利、重賞初勝利を送ったのも同馬だった。最初の出合いは14年夏。トレーナーは技術調教師としてノーザンファームで研修中、豪州産のメラグラーナは輸入検疫を終え同牧場で育成時期を過ごしていた。当時を懐かしそうに振り返る。

 「2歳なのに、とにかく大きくておとなしい馬でした。この縁もあって、最初に預かることが決まったのもこの馬でした。運命みたいなものを感じざるを得ないですよね」

 前評判は決して高くはなかったが、驚がくしたのは栗東入厩後、師自ら騎乗した坂路。「馬なりでサーッと上がって51秒台。これは凄いと思った」。未勝利戦で既走馬相手にデビューV、オーシャンSでは厩舎に重賞初勝利をもたらした。3走前・高松宮記念と2走前・CBC賞は馬場に泣き共に10着。「調子がいい時に限って雨。今回は絶対に良馬場でやらせてあげたい」。週末の中山は晴れ予報。厩舎カラーと同じ、鮮やかなブルーの青空の下、“孝行娘”が最初のG1タイトルを運ぶかもしれない。

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2017年9月29日のニュース