【宝塚記念】キタサンブラック失速９着！海外遠征の夢、厳しく…

＜阪神１１Ｒ＞まさかの９着に沈み、ひきあげるキタサンブラックと武豊（右）
Photo By スポニチ

　中央競馬・上半期の総決算「第５８回宝塚記念」（Ｇ１、芝２２００メートル）が２５日、阪神競馬場１１Ｒで行われ、武豊騎手騎乗の圧倒的１番人気・キタサンブラック（牡５＝清水久厩舎、父ブラックタイド、母シュガーハート）は直線で失速し９着に敗れ、サトノクラウンが優勝した。

　スタート後、３番手につけたキタサンブラック。４コーナーで外から先頭に躍り出たが、いつもの伸び脚はみられなかった。最後は馬群にのみこまれた。

　宝塚記念の結果次第では登録済みのフランスＧ１・凱旋門賞（１０月１日、シャンティイ）に挑戦するプランも浮上していたキタサンブラック。管理する清水久師はレース前に「まずは宝塚記念で結果を残して、前向きにオーナーと相談したい」と意気込んでいたが、結果は伴わなかった。

　ディープインパクトのレコードタイムを更新した天皇賞春の激戦の疲れか、それとも雨の影響か…。とはいえ、現役最強の実力を見せつけた近走の強烈な印象はたった一度の敗戦で色あせるわけではない。今後の動向が注目される。