【ベルモントS】最大のライバル…唯一の三冠皆勤ルッキンアットリー

[ 2017年6月10日 19:34 ]

ルッキンアットリーと同じ追い込み馬のラニも2016年米三冠レースに皆勤し好走した
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 JRA海外馬券発売対象レースの米3冠最終戦「第149回ベルモントS」(米G1、ダート2400メートル)が10日(日本時間11日朝)、ベルモントパーク競馬場で行われる。日本からはUAEダービー2着のエピカリス(牡3=萩原)が参戦する。

 ケンタッキーダービー優勝馬オールウェイズドリーミングとプリークネスS優勝馬クラウドコンピューティングが不在。ケンタッキーダービー4着、プリークネスSは頭差惜敗2着のG1・3勝馬クラシックエンパイアも回避を表明し、混迷を極める一戦となった。

 エピカリスの最大のライバルとなりそうなのは唯一の米三冠クラシック皆勤のルッキンアットリー。ケンタッキーダービー2着→プリークネスS4着と好走しており、実績は出走メンバーの中では一枚上だ。

 ルッキンアットリーは追い込みタイプで息の長い末脚が持ち味。先行が予想されるエピカリスにとっては直線に入るまでにどれだけの差をキープできているかがカギとなる。

 三冠レース皆勤となるだけに連戦の疲れが心配されるが、昨年同型のラニが9着→5着→3着と順位を上げたように、アメリカ競馬特有の激しい先行争いには参加しない追込勢の消耗度は高くないようだ。

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2017年6月10日のニュース