【大阪杯】マカヒキ復活ならず4着…外枠を嘆くルメールと友道師

[ 2017年4月3日 05:30 ]

<阪神11R・大阪杯>4着に終わったマカヒキ
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 完全復活はまたもお預けとなった。2番人気に推された昨年のダービー馬マカヒキはじっくり後方から。大外14番枠も災いし、勝負どころで外を回したため一向に差が詰まらない。最終4コーナーでキタサンブラックとの差は7〜8馬身あった。前&後半の5Fが59秒6〜59秒3の落ち着いた流れだけに、これでは万事休す。横並びの4着争いこそ制したが、前3頭に届かず。道悪に泣いた今年初戦の京都記念(3着=1番人気)に続き、ファンの人気を下回る苦杯となった。

 引き揚げてきたルメールは表情を曇らせて「エンジンの掛かりが遅いタイプなので、内回りの外枠は心配だった。道中はいい感じだったが、やっぱり後方から大外を回す競馬では難しかったね」とまず不利な枠を嘆いた。続けて「キタサンブラックは強すぎました。でももう少し内枠なら、2着か3着はあったと思う」と勝者を称える一方で、ストレートに残念がった。

 検量室でルメールと並んで、VTRをチェックした友道師は「前に壁をつくれなかった。最後も差が詰まらなかったね」と鞍上同様に外枠に敗因を求めた。次走は未定だが、昨秋参戦した凱旋門賞(10月1日、仏シャンティイ)には登録しない見込み。次走について指揮官は「使うとしたら宝塚記念(6月25日、阪神)」と指針を明かした。運にも少々見離されて、昨年9月のニエル賞を最後に勝ち星からは遠ざかっているが、無抵抗で終わっていない。約2カ月半後の同じ仁川が、復権舞台となるのか?

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2017年4月3日のニュース