【高松・ウィナーズＣ】“師匠”中村とタッグ！根田が虎視眈々

本来のパワーを取り戻しつつある根田
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　一次予選、打鐘で７番手に置かれる非常に厳しい展開となった根田。それでもじっと脚をため、執念で踏み込んだ。ギリギリ４着。冷や汗ものだったが何とか初戦をクリアした。

　「難しかった。土屋さんが行った時、関東ラインについていけたら良かったけど、そこの反応が良くなかった。７番手になったし、先に踏んでいったら合わされていたと思う。落ち着いては行けた」

　後ろについていた海老根が鋭く伸びて１着。納得いく走りができなかったことで勝ち上がっても喜びは少なめだった。

　「踏み出しは重いけどスピードに乗ってしまえば流れる」。長らく低迷から抜け出せなかったが、１月松山記念から使っている自転車がＶ字復活をもたらした。２月奈良で待望の記念初優勝。その後も３場所連続で優出しているように本来のパワーを取り戻している。

　二次予選の出番は１１Ｒ。吉沢―武田豊の茨城師弟コンビは何とも強力だが、吉沢は連続落車。付け入る隙は十分にある。根田も後ろに師匠の中村がついている。これで燃えないわけにいかない。

　「先手をうまく取れるように、よく考えていきたい。中村さんにうまい作戦を考えてもらいます」

　思い切った走りで活路を見いだす。難関を突破して、１４年３月Ｇ１名古屋・日本選手権から遠ざかっているビッグレース準決進出へ、根田が突き進む。