【高松・ウィナーズＣ】山田英「弟と一緒に」決勝ラインだ！

弟・庸平と兄弟参戦で注目を集める山田英明
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　前検日から兄弟参戦で注目を集めた。弟・庸平はＧ２初参戦ながら特選スタート。兄・英明は負ければ、そこで終わり。初日予選４Ｒは気持ちが入って当然だった。

　レースは片折が主導権を握る流れになったが後方に置かれることはなく、最終２角５番手から強烈にスパート。前団を一気にのみ込みライン３車で上位独占を決めた。

　「僕が勝ち上がらないと…。考えていた展開になった。踏んだ１歩目は自分でもビックリ。凄くいい感じだった」

　こう笑顔でレースを振り返った山田英。マークしていた小倉は「出足がきつかった。いっぱいだった」と山田英の強さを称えた。自分のレースが終わってからは１１Ｒの庸平のレース見守った。弟が３着で「毘沙門天賞」進出を決めると、喜ぶ九州勢の輪の中に英明も加わった。

　昨年は３度のＶを飾り、今年に入っても初戦の小倉でＦ１Ｖ。１月いわき平記念で決勝進出。直前の四日市記念でも４、４、２、１着と好走。着実にランクアップしている。佐賀の後輩を見つめる井上茂徳氏も「彼は研究熱心で確実に強くなっている」と太鼓判を押す。

　二次予選９Ｒは自力型４車の細切れ戦。まくり中心のスピードに自信を持つ山田英にとっては願ってもないメンバー構成だ。「弟と一緒に走れるように」。ここを勝ち上がり決勝戦での連係をにらむ。同県の先輩・荒井のガードも心強い。快速を披露する。