馬野が第32代やまとチャンプに輝く…120期卒業記念競走

[ 2017年3月18日 05:30 ]

優勝した馬野耀(中央)、2着の佐々木完太(左)、3着の宗行治哉
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 ボートレース第120期生の卒業記念競走が17日、福岡県柳川市のやまと学校で行われ、馬野耀(うまの、23=大阪)が1周2マークで「抜き」を決め、第32代チャンプに輝いた。大阪支部では117期・小池修平以来、12人目のV。女子6人を含む卒業生27人は5月から全国各地のレース場でデビューする。

 また1人、大阪からスター候補が現れた。1Mは1号艇・佐々木の動きを見て握って攻めた馬野。鮮やかに2Mをさばき、即戦力の雰囲気を漂わせた。「Sはコンマ20を全速でと思っていた。2Mは懐を取って差していこうと…。最高のターンができた。ただ、守りにいくような走りにもなったので…」。勝っても反省も忘れないあたりにも大物感があった。

 リーグ戦では優出5回。第5戦を逃げて優勝。勝率7・27は2位。デビューからB1斡旋となる。「聡明(そうめい)でSも一番いい」と担当教官の評価も高い。

 「入学当初からチャンプになりたいと思っていた。今後は謙虚な姿勢で取り組んでいきたい」。デビューは5月2日からの住之江。「大阪は強い支部。SG覇者の先輩とも走らせてもらえる。多くのことを学びたい」と胸を躍らせた。

 ◆馬野 耀(うまの・ひかる)1994年(平6)3月11日、大阪府生まれの23歳。日体大中退後、一般企業を経てやまと学校へ。リーグ戦は5度優出、1V。目標の選手は湯川浩司。座右の銘は「思い立ったが吉日」。趣味はスポーツ観戦、ランニング。1メートル66、53キロ。血液型A。

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