【フィリーズＲ】斉藤厩務員　成長ケープに母の姿ダブらせる

　【栗東ドキュメント＝９日】３枚の桜花賞切符を懸けたフィリーズレビューは、実績馬の参戦に加えて１勝馬の出走抽選、さらに血統の話題ありで見どころ満載のトライアルに。ゴールドケープの母ジュエルオブナイルは、同じく荒川厩舎に在籍して０９年小倉２歳Ｓ勝ち、古馬になってからも京洛Ｓ２着とオープンで好走実績があるスプリンターだった。その母にも携わっていた斉藤厩務員が担当。「お母さんと顔がよく似ている。というか、そっくりやね」と母の姿をダブらせる。

　娘はこれまで千四、千六に起用。２走前の白菊賞で５００万勝ち、前走・阪神ＪＦは６着とはいえ先行して見せ場をつくった。「デビューした頃は押っつけても行けなかったけど上手に走れるようになっている。前走後は放牧へ。少し体が大きくなっているし、いい休養になったんじゃないかな」と成長をアピール。母も出走（１０年１８着）した桜の舞台を目指す。