【京都金杯】ピークトラム光明56秒1 橋口師は不振脱出に手応え

[ 2016年12月30日 05:30 ]

坂路で追い切るピークトラム
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 新春恒例のハンデ重賞「スポニチ賞京都金杯」と「中山金杯」の木曜追いが29日、美浦・栗東トレセンで行われた。栗東では「スポニチ賞京都金杯」に出走するピークトラムが、馬なりで坂路4F56秒1で駆け上がり、今秋のスランプ脱出を予感させる動きを見せた。

 よもや、このまま終わる馬ではないだろう。春から夏にかけて谷川岳S1着、中京記念2着と存在感を発揮したピークトラム。その後の3戦がいずれも掲示板外とあって、今回は伏兵の立場だが、橋口師は巻き返しを信じている。

 「休み明けの前走は58キロがこたえたんでしょうね。前で運べる馬だし、開幕週の京都は有利。変わり身を見せてほしいですね」

 この日は坂路単走でラスト1Fまで引っ張りきり。最後だけ馬任せに伸ばし、4F56秒1〜1F13秒5を刻んだ。本追い切りは1月2日に予定しており、この時計は狙い通りだ。

 「間隔も詰まっているので、最初からこれぐらいの時計を予定していました。使って雰囲気は良くなっていますし、体つきに太め感もありません。いい状態で出せると思いますよ」

 41歳の若き指揮官はどこまでもポジティブだ。父の弘次郎元調教師が01年&02年にダイタクリーヴァで連覇した縁起重賞を、意気軒高な息子も虎視たんたんと狙っている。

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2016年12月30日のニュース