【毎日王冠】ミスターＸ　府中千八展開いらずのルージュバック

　東京１１Ｒ・毎日王冠はルージュバック。東京芝１８００メートルの舞台なら負けない。前走・エプソムＣ（１着）は圧巻だった。前半６０秒５のスローペースの中団を追走。大外に持ち出した直線は併せる相手もいない中、３２秒８の鬼脚で駆け上がった。今回もペースメーカーはマイネルミラノが濃厚。たとえスローになっても差し切れる脚を見せたのは心強い。主戦の戸崎も「東京のここが一番合うイメージがある」と舞台適性に太鼓判を押す。

　確かに中間はじんましんを発症するなど、順風満帆ではなかった。それでも最終追いの動きを見た大竹師は「及第点を与えられる」とのジャッジ。昨年の桜花賞（９着）、オークス（２着）で１番人気に推された逸材。リアルスティールが回避したここは、能力だけで押し切りたい。馬単（１０）から（５）（６）（７）（９）。