【桜花賞】(5)メジャーエンブレム 輸送後も食欲旺盛「全てが順調」

[ 2016年4月10日 05:30 ]

2歳女王の名に懸けて、負けられないメジャーエンブレム

 前日売りの単勝オッズが1倍台と、断然の1番人気に支持されたメジャーエンブレム。午前4時に美浦トレセンを出発し、午後0時29分に決戦の地・阪神競馬場に到着した。

 馬運車から堂々と降りて馬房に入ると、すぐに与えられたカイバをムシャムシャと頬張る。元気いっぱいの愛馬に視線を送りながら、田中助手は「ご覧の通り、着いてすぐに食べている。輸送は全く問題ない」と穏やかな口ぶり。既に阪神JFで結果を出しており「今のところ悪い要素は何も見当たらないね」と余裕の構えだ。

 ライバルを圧倒してきたスピードに、父ダイワメジャー譲りの雄大な馬体。加えて田中助手は心肺機能の高さを絶賛する。「調教もそうだが、阪神JFのレースの後も、息が乱れずケロッとしていた。心臓が強いんだろうね。普段からどっしりした感じだから」

 レースについては「初めて対戦する馬もいて、どんな競馬になるか分からないけど、この馬のレースをしてくれれば」と挑戦を受けて立つ構え。「全てが順調に来たので」と仕上げに悔いはない。あとは名手ルメールにバトンを渡し、ゲートインを待つのみだ。

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2016年4月10日のニュース