【ファルコンS】トウショウドラフタ 鮮やか差し切り、重賞初V

[ 2016年3月19日 16:04 ]

<中京11R・ファルコンS>ゴール前、外から急襲したトウショウドラフタ(左)がブレイブスマッシュを捉えゴール

 「第30回ファルコンS」(G3、芝1400メートル・晴・不良)は19日、中京競馬場11Rで行われ、田辺騎手騎乗の2番人気トウショウドラフタ(牡3=萱野厩舎、父アンライバルド、母ウィッチトウショウ)が中団追走から鮮やかな差し切りV。からまつ賞、クロッカスSに続いて3連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分25秒0。管理する萱野師は02年フローラS(ニシノハナグルマ)以来、14年ぶりのJRA重賞Vとなった。

 逃げたミスキララが前半3Fを33秒台で通過するハイペースを、トウショウドラフタは中団馬群の内で追走。直線は内ラチ沿いから先頭に立ったシゲルノコギリザメに、馬群を割ってきたブレイブスマッシュが外から迫る展開。内2頭の争いを尻目に、大外を伸びたドラフタが一気に突き抜けた。

 騎乗した田辺は「手応えよく直線を迎えたので、差し切ってくれると思った。きょうの中京は馬場状態が悪く、少しでも走りやすいところと思い、直線はあまり馬が走っていない大外に出した。普段はもっとシュッとした脚を使う馬だが、きょうは馬場に脚を取られていたので、最後まで気を抜けなかった。これでNHKマイルCへ、いい感じで行ける」と話した。

 1馬身3/4差の2着にブレイブスマッシュ。2着から半馬身差でシゲルノコギリザメが3着に入った。

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2016年3月19日のニュース