菜七子 初勝利ならず 中京で11、7着 20日は重賞初騎乗

[ 2016年3月19日 14:05 ]

中京1R、緊張した表情でパドックを回る藤田菜七子

 デビュー3週目を迎えたJRA16年ぶり、7人目の女性ジョッキー・藤田菜七子(18=美浦)が19日、中京で2鞍に騎乗、1Rはヨドノローズ(牝3=高橋忠)で11着、8Rはクリノロッキー(牡6=高市)で7着に終わり初勝利は挙げられなかった。20日は中山で騎乗予定、勝てばJRAデビューから16日目で初白星となり、デビュー16日で初勝利の2004年6月の増沢(旧姓・牧原)由貴子と並ぶ、JRA女性騎手史上最速Vとなる。

 1Rのヨドノローズは6番人気の支持。出負け気味にスタートを切って後方からのレースとなり、直線で追い上げたが11着。8Rはクリノロッキーで後方追走から直線内を突いたが、伸びきれず7着だった。

 今月3日に川崎で初騎乗し、5日に中央デビューを果たした。川崎では6鞍中4鞍で掲示板(5着以内)を確保。中央デビュー戦では前走10着だったネイチャーポイントを好騎乗で2着に導き「早く1勝できるように頑張ります」と力強く宣言。15日には高知に遠征、6鞍騎乗し2度の3着に入った。20日は中山で4鞍(1、7、8、11R)騎乗予定、スプリングS(G2)にモウカッテル(牡3)でJRA女性騎手最速16日目での重賞デビューとなる。

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