菜七子JRA女性最速Vへ「頑張ります」19日中京1&8R騎乗

[ 2016年3月19日 05:30 ]

18日朝、もやが立ちこめる中で調教に騎乗した藤田菜七子

 デビュー3週目を迎えたJRA16年ぶりの新人女性騎手・藤田菜七子(18)は19日、中京に初参戦。1R・ヨドノローズ、8R・クリノロッキーの2頭に騎乗する。17日の鎌ケ谷での始球式から美浦にとんぼ返りした菜七子は18日朝、根本厩舎のループドライブなど3頭の調教に騎乗した。今週は高知→鎌ケ谷→美浦と飛び回る多忙な1週間だったが「疲れ?大丈夫です」と気丈に答えた。

 初遠征の中京には同期で関西所属の荻野極、森裕も参戦。菜七子は「会うのは久しぶりです。中京は坂もあって大変なコース。頑張ります」ときっぱり。19日に勝てば、5日のJRAデビューから15日目での初白星。増沢(旧姓・牧原)由貴子の16日目を抜き、JRA女性騎手最速Vとなる。

 20日のスプリングSではJRA女性騎手として最速16日目での重賞デビュー。騎乗馬のモウカッテルに実戦で乗るのは初めてだが、昨年4月28日(中山)のブリーズアップセールの騎乗供覧で手綱を取った縁がある。「乗るのは久しぶりです。レースのビデオは昨晩(17日)見ました」と研究済み。待望の初白星は?JRA女性騎手初の重賞Vの快挙は?週末も菜七子から目が離せそうにない。

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2016年3月19日のニュース