【118期卒業記念競走】板橋侑我 静岡勢16年ぶりチャンプ

[ 2016年3月19日 05:30 ]

第118期卒業記念競走で優勝した板橋侑我(中央)、2着の吉川貴仁(左)、3着の関野文

 ボートレース第118期生の卒業記念競走が18日、福岡県柳川市のやまと学校で行われた。在校勝率2位の板橋侑我(19=静岡)がインから押し切り、第30代やまとチャンプに輝いた。2着は吉川貴仁(22=三重)、3着は関野文(22=大阪)。女子8人を含む卒業生25人は5月から全国各地のレース場でデビューする。

 1号艇・宮之原が大外6コースを選択して巡ってきたイン戦。板橋は狙い通りに2艇身全速のスタートを決め、ありったけの思いを込めてこん身ターン。後続を完封し、86期・大橋純一郎以来、16年ぶりの静岡卒記チャンプに輝いた。「(スリットで)黄色のカポックが見えて焦った。優勝できたのはうれしいが、それ以上に25人で完全無事故を達成できて感無量」

 4歳の時、レーシングカートに乗り始めた。エンジン音、そしてエンジンそのものには慣れている。やまと学校でも好きだったのは整備の授業。「楽しいし自分の武器になる」。優勝戦の展示時計はメンバー中最速の6秒64。磨き上げた整備力を示していた。

 「ここからがスタート。いつか見ている人に感動を与えられる選手になりたい」。タレントぞろいの静岡支部にまた期待の星が加わった。

 ◆板橋 侑我(いたばし・ゆうが)1996年(平8)6月3日、静岡県生まれの19歳。伊東市出身。4歳からレーシングカートを始め、中学時代はサッカー部。やまと学校は初めての受験で合格した。家族は父と姉。座右の銘は「チャンスは挑戦者にしかやってこない」。1メートル70、51キロ。血液型O。

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